ワヤン・キョウカイ アラ松本(松本風) |
スマルあり、ブトログル、クレスノ、アビマニュ、しかしトゴグが今回、主人公として進み出る。7月27日、ンダルム・ユドニングラタンで繰り広げられた物語サムドゥラ・サムドゥラ!において、トゴグが松本亮の主題の伝え手である。 ワヤン・キョウカイの上演形式は、いやおうなく25年来の松本の親友、キ・スカスマンによって開拓されたワヤン・ウクルの形式を思い起こさせる。 その伴奏音楽は、先のオープン・スタジオ・エイプリルの行事でのワヤン・ウクル上演のように、録音と生演奏の融合した形をとっている。 人形遣いとして、松本は二人のアシスタントを彼の近くに付ける。 サムドゥラ・サムドゥラ!の物語は、三つの場に分けられ、すなわち神の存在と役割についてのトゴグとスクロソノ(スコスロノ)の会話、アビマニュの戦死におけるシティ・スンダリとデウィ・ウタリの悲しみ、そしてスマルとブトログルのバラタユダの戦いの是非についての意見の相違の場である。 トゴグとスクロソノの会話は、人間の魂の中に神は住まうと結んでいる。 この上演は、ダイナミックな人形さばきを押し出しはしない。ほとんどサブタン(打ち合い)は無い。けれどその雰囲気の各効果は美しく、また魅了する。 生きる態度の中にトゴグの辛さ苦しさを感じたが、物語の終わりに彼は探していた海を見つける。 フマム ロフマディ、バラタ 訳=松本和枝
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ゴロゴロ通信65 |
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ワヤン・キョウカイ アラ松本〔松本風〕 |
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