プラブ・スユドノはアディパティ・カルノ、パティ・スンクニ、そしてコラワたちをグヌン・クトルングのスウェロギリの苦行所に派遣した。神がそれを持つ者は誰であろうと超能力を得、ジャワの地の王権を保持することのできる、マクト・スリ・バトロ・ロモ（のワフユ）を与えることを明らかにしたからである。 　その途中アディパティ・カルノはドゥルヨプロの苦行所へ行った。そこにはアノマンがおり、彼の友人キソウォシディがラクササ象ウレクソ、ガルダ・マハンビロ、ノゴ（蛇）・クウォロ、リマン・シトゥボンドに会見していた。カルノは彼の目的を説明したがアノマンに拒否され、戦いとなった。圧倒されたカルノはウィジョヨダヌの矢を放ったが、アノマンにつかみ取られ、スウェロギリへ運ばれた。 　パンダワでは、アルジュノもまたマクトロモを求め、グヌン・スウェロギリにやって来た。キソウォシディと会い、目的を告げると、サン・ブガワンはマクトロモについて教えを与えた。それはアストブロトと呼ばれる教えであり、完全なる王としての英知と品性に関する知識に他ならない、と。ほどなくブガワン・キソウォシディは後の日にパリクシトの名を持つ子孫がジャワの大いなる王となり、教えは彼に受け継がれるだろうと告げた。またアノマンは、クンダリソドの苦行所で苦行を続けるよう命じられた。後の日にクディリ国のプラブ・ジョヨ・プルソの統治時代に彼は天に召されることになる。 　アルジュノはウィジョヨダヌの矢をアディパティ・カルノに返還した。 　夫の旅路を案じるデウィ・スバドゥラ（スムボドロ）は、アルジュノを探して彷徨っていた。道中バトロ・ナロドと出会い、男物の衣装を与えられた。デウィ・スバドゥラは男装し、名をバムバン・シントウォコと名乗った。かくて彼（彼女）はコラワの宿舎へ赴き、アルジュノとの対決の手助けを乞われ、これを承知した。 　ビモとガトゥコチョもまたアルジュノを探し、途中でクムボカルノの妨害を受けた。ウィビソノの言葉に従い、クムボカルノはビモを攻撃し、戦いとなり、クムボカルノはビモの左腿に入魂した。 　シントウォコの手助けを受けたコラワはアルジュノに挑戦し、戦いとなった。アルジュノは敵が彼の妻と気付き、デウィ・スバドゥラは元の姿にかえった。コラワたちはガトゥコチョに追い払われた。 　このラコンはラコン・パクムに含まれ、ひじょうに著名で、しばしば上演される。

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