78.Wahyu Trimanggala
ワフユ・トリマンゴロ

 ラコンチャランガンに含まれる。三つのワフユ、アルジュノが受ける王のワフユ、ウルクドロが受けるセノパティ(司令官)のワフユ、アノマンが受ける師・保護者のワフユの降下が物語られる。
 最初、王のワフユはアスティノ王ドゥルユドノの妃バヌワティに降り、ワフユを逃さぬようバヌワティは、四十日以上男性に触れられる事の無いように王宮から出る事を禁じられた。しかし、スマルの手助けで、四十日を経る前にバヌワティは王宮から出てしまった。王宮が一頭の象に攻撃されたからである。その象はデウィ・バヌワティとの結婚を望んでいた。この事件は、王宮の外で待機していたアルジュノに利をもたらし、バヌワティは気付かぬうちにアルジュノに抱かれ、王のワフユはアルジュノの身体に移った。アルジュノがワフユを獲得するとの神の恩寵によるものである。
 ドゥルユドノは失望と怒りにかられたが、最後には神の定めであると気付いた。一方アスティノで暴れ回る象は元の姿に戻り、ガレン、ペトル、バゴンとなった。
 アスティノに再び静謐が戻った。
このラコンはひじょうに著名である。

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