54.Arjuna Papa
atau Pandawa Apus
アルジュノの困窮 

あるいは 

罠に落ちた(麻痺させられた)パンダワ

 プラブ・ドゥルユドノ、ドゥルノそしてパティ・スンクニは合議してパンダワを饗宴に招くことにした。とはいえ、その実はパンダワの全員に毒を盛って殺そうとしたのだ。パンダワはアスティノで饗応を受けたが、スンクニの唾棄すべき謀略があるとは思いもしなかった。コラワたちはパンダワの到着を喜び、かくてパンダワたちは(毒入りの)食べ物を食して地に倒れて死んだ。
  スユドノ(ドゥルユドノ)はビモの死体をジャラトゥンドの井戸に棄てさせ、またアルジュノの死体は大海に投げ捨てられた。ユディスティロ、ナクロ、サデウォの死体はグオ・シグロンゴの洞穴に遺棄された。
 海を漂うアルジュノの死体はサン・ヤン・バルノとその娘スヤキに見つけられた。(スヤキはアルジュノがグアダサル王国のラクササ王コロ・ロゴを倒した時妻になった女性である)。その功績の返礼としてアルジュノは蘇生させられ、サン・ヤン・バルノにグオ・シグロンゴへ赴くよう命じられた。アルジュノはすぐさまグオ・シグロンゴを目指し、そこでサン・ヤン・バルノの妻、デウィ・スパルティと出会った。彼女はユディスティロ、ナクロ、サデウォの死体を見守ってくれていた。
 アルジュノは兄弟たちの蘇生を願い、それは承認された。間もなくビモも現れた。彼はジョロトゥンドの井戸で、サン・ヤン・バルノによって蘇生させられていた。
 このラコンはラコン・パクムに含まれるが、上演は稀である。

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