ラコン・パクムに属し、通常子供の誕生の儀式に際して上演される。 このラコンではビモとアリムビの子供で赤子の時にはジャバン・バイ(赤子)・トゥトゥコと呼ばれるガトゥコチョの誕生が語られる。 パンダワたちはトゥトゥコの臍の緒を切ろうとしてできなかった。どんな武器もその臍の緒を切ることができないでいた。 一方、バトロ・グルはトゥトゥコの臍の緒を切る為に、クント・ウィジョヨンダヌの矢をバトロ・ナロドに持たせた。途中、バトロ・ナロドはアディパティ・カルノと出会い、アルジュノと見間違えたのだ。宝物クントはカルノに与えられてしまった。アルジュノはその武器を取り返そうとしたが、果たせなかった。ただ鞘だけを取り返すことができただけだった。 かくてその武器の鞘を用いて、トゥトゥコの臍の緒が切られた。 臍の緒を切った後、ナロドは赤子のトゥトゥコをカヤンガン(天界)へ運んだ。(赤子は)エムプ・アンガジャリ(神の一人)に委ねられ、鍛えるためにチョンドロディムコの火口に入れられた。鍛錬が終わると、トゥトゥコは強く勇ましいクサトリアに姿を変え、ガトゥコチョと名付けられた。 ビモの息子はかくて神々の敵、コロ・サキプとコロ・プラチョノの討伐に任命された。この任務はガトゥコチョによってつつがなく遂行されたのである。 |
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