203.Arjunawibawa
アルジュノウィボウォ

 ウィロトの支配者マツウォパティは玉座に在り、彼に伺候するのは、妃のデウィ・レコトワティ、娘のウタリ、息子のセト、ウラトソンコ、そして二人の大臣ジョヨ・ニルビト、ニルモノである。この会合に突如プラブ・ドゥルユドノの使者としてパティ・スンクニが到来し、ウィロト王がアスティノに参列するようにと述べた。
 プラブ・マツウォパティはプラブ・アノム・ドゥルユドノの高慢に不快を覚え、これを拒否し、戦いが勃発した。プラブ・マツウォパティはスリウェダリのプラブ・アルジュノウィボウォとラジェグウェシのプラブ・ダヌムルティの助けを得た。この戦いにおいてコラワは(ウィロトに)仕える二人の王に真実驚き、彼らに敗れ、敵対するウィロト王の優位を許した。
 途中でダヌムルティはオンコウィジョヨとガトゥコチョと出会い、見解の相違が起こり、ラジェグウェシの王は敗れた。最初ウィロトに味方していたアルジュノウィボウォは今やプラブ・マツウォパティを攻撃した。プラブ・ユディスティロ、クレスノ、ビモ、ナクロ、サデウォがウィロトの客となっている時、突如アルジュノウィボウォが攻撃して来た。
 プラブ・クレスノはすばやくビモに命じ、スリウェダリのアルジュノウィボウォの衣服を開かせた。するとその姿はアルジュノに変わった。ウィロト王とパンダワは喜び、一方コラワは騒動を起こそうとしたが、ビモに追い払われた。
 このラコンはラコン・チャランガンに含まれるが、ポピュラーではない。しかししばしば上演される。

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