185.Tugu Wasesa
トゥグ・ワセソ

 ギリンウシ王国でプラブ・トゥグワアセソは息子のオントセノに伺候されていた。彼はアスティノ征服の志を持っていた。すぐさま全軍がアスティノへ向い、攻撃が始まった。プラブ・スユドノは敵に抗し得ず、デウィ・バヌワティと共に逃げた。カルノとその妻、スルティカンティは捕らえられ、ギリンウシの牢獄に入れられた。
 傷を受けたスユドノは森のブリンギンの樹の下にたどり着いた。アルジュノ、ガトゥコチョ、オンコウィジョヨとソムボ、スティヤキが来た。彼らはスユドノに手助けすることにした。アスティノ王はその妻と共にマンドゥロへ連れられ、ソムボとスティヤキが安全な場所を探した。オントセノの遣わしたラクササたちが来て攻撃したが、オンコウィジョヨとガトゥコチョに追い払われた。
 その軍が殺された事を知ったオントセノはすぐさま戦場へ向い、アルジュノの放った矢に当たって飛ばされた。続いて三人のクサトリアはギリンウシへ向った。そこでオンコウィジョヨはオントセノの妹オントワティを捕らえた。いっぽうアルジュノはアディパティ・カルノとデウィ・スルティカンティを解放し、王の妃たち、デウィ・ナワンシ、ナワン・ウラン、ナワン・クンチョノ、ナワン・ルスミを捕らえ、彼女たちはマンドゥロへ連れて行かれた。
 アルジュノがトゥグワセソの王冠に矢を放つと、彼はビモに姿を変えた。いっぽうアノマンはクンダリソドに帰った。そしてオントセノはガトゥコチョに兄弟として抱擁された。
 このラコンはラコン・チャランガンに含まれ、あまりポピュラーではないが、しばしば上演される。

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