184.Gandasasi
ゴンドサシ

 アルジュノとタシクマドゥ王の娘デウィ・ゴンドワティの結婚はひとりの娘を得た。デウィ・ゴンドサシである。その美しさのゆえ、多くのクサトリアたちが結婚を申し込んだ。その中にはサデウォの息子デウォクスモ、ドロワティ国のソムボ、アスティノ国のレスモノ・モンドロクモロ王子、そしてアウアウ・ランギット国のプラブ・デウォスラニがいた。
 アルジュノとしては婿を定め難かったので、結婚の条件(bebana)を定めた。候補者たちは大綱の上で踊ることのできる二人のラクササを見いださなければならない、と。
 その条件を耳にして、アウアウ・ランギットの使者チュブン・カシヤンはその条件を満たし得ると感じた。
 いっぽうデウォクスモは、ギリムコの祖父ブガワン・デウォムルティから指示を受けた。アマルト国へ向いアルジュノに会うように、と。
  アルジュノに会うと彼は言った。デウィ・ゴンドサシは彼の妃候補であり、(この定めは)破棄されることはないだろう、と。
 結婚が定められた後、マドズコロにデウォスラニが到来した。彼は、高貴な者であるので、大綱の上で踊る事の出来る二人のラクササ、ジョヨメヨとジュルメヨを連れて来た。
  デウォ・スラニは、条件を満たしたので、デウィ・ゴンドサシとの結婚を求めた。しかし、ビモは、踊り手がラクササではなく、森の高貴なる精霊であるという理由で反対した。デウォスラニはビモの反対に気を悪くして、戦いとなった。デウォスラニは敗れた。そうしてゴンドサシとデウォクスモの結婚が執り行われた。

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