179.Sindusena
シンドゥセノ

 夫のアルジュノが何年にも渡って便りも無く不在であったので、デウィ・スムボドロは孤独に沈んでいた。
 この状況に多くの王子や武将の求婚が殺到した。その中にボロデウォを仲人としたモンドロコの王子、ブリスロウォもいた。
 プラブ・クレスノはアノマンに伺候され、クンダリソソの苦行所にいた。彼はシンドゥセノの結婚申込を受け取った。そこでクレスノは、ボロデウォの後援する候補者(ブリズロウォ)について語り、コラワたちがシンドゥセノの妨害をするであろうと伝えた。
 コラワたちはドロワティに殺到し、そこへシンドゥセノとカピウォロ(アノマン)が到着した。広場には一騎打ちのための線が引かれ、その線を越えた者は敗者となるのだ。最初はカルトマルモ、つづいてドゥルソソノ、ジョヨドロトそしてアディパティ・カルノ彼らは皆気絶した。かくてプラブ・ボロデウォが闘技場の線に向った。(コラワがことごとく敗れたので)恥を感じて、彼はスンジョト・ヌンゴロ(棍棒状の武器)を出したが、アノマンに捕まえられた。クレスノがボロデウォを連れ出した。
 神の意向により、デウィ・スムボドロはアルゴ・ドゥミロの苦行所のパルトクスモの助けを求めた。そこでララサティが使者に命じられた。パルトクスモは同意し、一騎打ちに向う前にデウィ・スムボドロと会う事を望んだ。パルトクスモはすでにデゥイ・スムボドロを知っているかのように見えた。パソパティとプラングニを(スムボドロから)受け取り、彼は戦場へ向った。戦いが起こった。パルトクスモはアルジュノとなり、シンドゥセノはビモに、アルゴ・ドゥミロのブガワン・ダルモスヨソはユディスティロとなった。
 このラコンはラコン・チャランガンに含まれるが、ポピュラーではない。

>Back to Index

>Back to Category



Nhpon Wayang Kyokai Home Page