174.Sitija Takon Bapa
シティジョ、父を探す

 ラコン・スムパランのひとつ。デウィ・プルティウィの息子、シティジョが父、プラブ・クレスノを探す旅をする。出立の前に、バタリ・プルティウィは餞別としてティルト・パングサンガンを与えた。
 ドロワティへの道中、シティジョはスサジ(大祭)用のザルを見つけた。ティルト・パングサンガンを使うと、そのザルは、命を得てラクササとなり、アンチャコグロと名付けられた。
 それからシティジョは、双子の兄弟ガルドウィドトの攻撃で傷ついたガルド・ウィモノと出会った。
 シティジョはウィモノを守ってやり、ウィドトは逃げて行った。ガルド・ウィドトはガトゥコチョの保護を受けた。
 二羽のガルダ鳥は正気に返って、戦いを収めた。ガルド・ウィモノはシティジョの乗用鳥となり、ガルド・ウィドトはガトゥコチョの乗用鳥となった。
 さらにシティジョはトゥラジュトゥリスノ国を通り、その国の王、プラブ・ボマントロを斃した。かくて彼はプラブ・ボモ・ノロカスロと称した。
 プラブ・クレスノと会った彼は息子として承認された。
 このラコンはわりとポピュラーである。

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