169.Retna Paniti
ルトノ・パニティ

 このラコンはラコン・チャランガンに含まれる。プラブ・チャンディワセソと妹のデウィ・ルトゥナ・パニティは、父であるチャンディ・プロ王国のプラブ・スリ・パムンカスの仇、ガトゥコチョを狙っていた。
 この報復はデウィ・パムガシとアルジュノの息子、バムバン・パムガトゥリスノによって挫かれ、ルトノ・パニティも服従し、彼の妻となった。一騎打ちでプラブ・チャンディワセソは殺された。
 パムガトゥリスノがデウィ・ルトノ・パニティを妻としたとき、ラコン「トゥンゴロノの国境紛争(150.Gatotkaca Rebutan Kikis)」において、彼がガトゥコチョをボモノロカスロから守ったとき受けた呪詛が顕現した。彼は結婚しても女性に触れることが出来ないという呪いをうけていたのだ。バムバン・パムガトゥリスノがルトノ・パニティを抱くと、彼の身体は一頭の象となった。プラブ・チャンディワセソを斃した後、彼の身体は再び武将の姿に戻った。パムガトゥリスノは神から許されたのである。
 こうしてデウィ・ルトノ・パニティとの結婚が行われた。
 このラコンはそれほど有名ではない。

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