164.Pragolamurti
プラゴロムルティ

 あまり著名でないラコン・スムパランであるが、かつて書物に記されたことがある。プラブ・プラゴロムルティは夢に現れた娘に恋した。それはデウィ・シティ・スンダリであった。そこでサン・プラブは養子であるプトゥット・グリトゥノを遣わし、その娘に求婚した。
その頃、アスティノ国の使者が、デウィ・シティ・スンダリとレスモノ・モンドロクモロとの結婚の結納品を収めにドロワティ国に到来した。
 プラブ・クレスノは断った。というのもレスモノ・モンドロクモロは未だ娘の望んだ結婚の祝い品を揃えていなかったからである。それは、四つ足で、飛ぶ事の出来る獣、話すことのできる白い猿であった。
 プラゴロムルティとレスモノ・モンドロクモロは結局デウィ・シティ・スンダリの所望する品を揃える事ができなかった。
 成功したのはアルジュノの息子、アビマニュであった。
 このラコンはあまりポピュラーではない。

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