158.Baladewa-Balarama
ボロデウォ・ボロロモ

 ラコン・チャランガに属す。パンダワはバラタユダに向けてセノパティ(司令官)の選出に着手した。そのセノパティに相応しい者としてプラブ・ボロデウォとプラブ・マツウォパティが候補に選ばれた。
 突然三人の男がやって来て、それは皆スティヤキであった。彼らは代わる代わるプラブ・ボロデウォに拝跪した。三人とも本物のスティヤキとしか思えなかった。彼らは揃って、ボロデウォが大戦争バラタユダでパンダワのセノパティとなたときには手助けすると願い出た。疑いなくボロデゥオが認めれば、プラブ・マツウォパティも同意するであろうと見られた。彼らは(ボロデウォが)セノパティに選ばれるようにと求めた。
 困り果てたプラブ・ボロデウォは、弟のプラブ・クレスノにこの問題のコンサルタントとなってもらおうと考えた。ボロデウォがドロワティに着くと、驚いた事にドロワティにはすでにもう一人のボロデウォがいたのである。二人のボロデウォは互いに本物だと主張して、一騎打ちとなった。
 マドゥコロの本物のボロデウォは敗れ、遠くへ投げつけられた。そこに輝く石があった。ボロデウォはアルジュノに助けを求めた。ついにスマルの助けのおかげで全ての不可思議が解明された。ドロワティにいたボロデウォは、本当はバトロ・コロの変化であり、また三人のスティヤキはバタリ・ドゥルゴの子供たちであった。全てはプラブ・クレスノを陥れようとする企みだったのだ。
 ウィスヌの化身として、プラブ・クレスノは、バタリ・ドゥルゴにパンダワに贔屓して公正ではないと思われていたのである。
 このラコンはあまりポピュラーではない。

>Back to Index

>Back to Category



Nhpon Wayang Kyokai Home Page