137.Cekel Endaralaya
チュクル・インドロロヨ

 このラコンのタイトルは、アルジュノがバンジャルマラティで苦行者に身を窶していた時の名である。アルジュノが苦行に入ったので、妻たちはマドゥコロに残されたままとなった。この機会にコラワたちはデウィ・スムボドロを奪おうとした。というのも、ブリスロウォがこの女性を妻にしたいと、恋いこがれ続けていたからである。
 その頃、ジュランマス王国のラクササ王コロ・ヒルパクソもまた同様に、デウィ・スムボドロを妻にしたいと望んでいた。
 デウィ・スムボドロの長兄プラブ・ボロデウォが、アルジュノの妻であるこの美しい女性を、ブリスロウォの妻にすることに同意したため、事が面倒になってしまった。デウィ・スムボドロは、デウィ・ララサティを使いに出し、知恵者として知られるチュクル・インドロヨノに指示を請うため、彼を呼び寄せた。
 とうとうデウィ・スムボドロは、チュクル・インドロヨノに変じていたアルジュノの妻であり続けることができた。プラブ・コロ・ヒルパクソはビモの手によって仕留められた。また、コラワの軍勢はパンダワの息子たちによって追い払われた。
 このラコンはわりとポピュラーで、よく上演される。

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