127.Rama Nitis
ロモ・ニティス

 このラコンはラコン・パクムに含まれる。アヨディヨの王バロトはロロ・ワンゲンとの家庭のいざこざを気にかけていた。サン・デウィは「真の男性、女性」という言葉の説明を求めていた。しかし、バロトはそれを説明できなかった。そこで彼はこの問題をスリ・ロモに委ねた。ロモは弟のレスモノに命じた。
 レスモノはロロ・ワンゲンの提出した問題を解明した。それでロロ・ワンゲンは彼に身を任せようとした。レスモノは独身を誓った身ゆえにこれを斥け、逃げてしまった。
 病にあったアルジュノはスリ・クレスノから、バロトとロロ・ワンゲンの夫婦喧嘩の話を聞いて回復した。彼はすぐさまアヨディヨへ向い、ロロ・ワンゲンと会った。ロロ・ワンゲンは、レスモノそっくりのアルジュノの顔を見て、すぐに身を任せた。アルジュノもこれを受け入れた。ロロ・ワンゲンはアヨディヨから出奔した。
 バロトはレスモノに妻の不倫を訴えた。彼はスリ・ロモに裁定を求めた。ロモはそれがアルジュノの行いだと知り、インドロプラスト国攻撃、ならびに自身の化身を探すため、猿の軍隊を準備した。
 ロモ軍とパンダワたちの烈しい戦闘となった。最後にロモはスリ・クレスノに入魂し、レスモノはアルジュノに、独身のレスモノはボロデウォに、スグリウォはガトゥコチョに、そしてアニロはスティヤキに入魂した。
 このラコンはひじょうにポピュラーで、わりとよく上演される。

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