119.Bambang Jinggata (Senggata)
バムバン・ジンゴト(スンゴト)

 このラコンはラコン・スムパランに属す。ウルピはイラワンという名の子を産み、ビモの息子オントセノを友とした。ジョヨウィロポの命で、バムバン・イラワンはマドゥコロへ向うよう言われた。そこでアルジュノの子供、バムバン・スンゴト(ジンゴト)が参加する、サブン・アヤム(闘鶏)に彼も参加するようにと。スンゴトの鶏は勝ち続けていたが、イラワンが来て、バムバン・イラワンの鶏がそれに勝利した。
 驚いた事に、ビモがクレスノの命で、スンゴトを殺し、デウィ・ウルピはガトゥコチョを殺した。殺されたはずの二人の姿は、ラスクシ(女ラクササ)となった。二人はラスクシが化けていたのだった。
 バムバン・イラワンとオントセノは、アスティノ国へ彷徨って行った。その国で彼らは国の馬を奪い、オントセノは象を連れ、旗をかざしてヨソロトの苦行所へ行った。
 ブガワン・ドゥルノは、オンコウィジョヨとガトゥコチョに盗人の事を報告し、スユドノはこの件をユディスティロに一任した。
 このラコンはあまり上演されない。

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