117.Bambang Manonbawa

atau Bambang Manon Manonton
バムバン・マノンボウォ あるいは

バムバン・マノン・マノントン

 トゥングルマラヤのプラブ・デウォスラニはパンダワの滅亡を望んでいたが、その意図は徒労に終わった。そこで彼は、力を蓄え、戦略を練った。アスティノ王プラブ・スユドノは進んで仲間となった。バタリ・ドゥルゴはデウォスラニに、クレスノに化けマンドゥロへ行くようにと命じた。一方彼女自身は(デウォスラニの)唇の中に隠れた。
 マドゥコロのアルジュノは、贋のクレスノと出合った。時を同じくして、アンドン・プルノモからバムバン・マノン・マノントンがやって来た。彼はアルジュノとブガワン・シディ・ウォチョノの娘、デウィ・プルモノ・シディの子供である事を認めてもらいに来たのだった。贋のクレスノはその若者が、彼の変装を見破るのではないかと恐れ、アルジュノに警戒を促した。
 アルジュノの息子として認められるために、彼は試練を受けねばならぬとされた。アルジュノはこの件を贋のクレスノに託した。クレスノはマノン・マノントンを広場に連れ出し、矢を放つように命じた。
 射放たれた矢は広場にあるブリンギンの樹の葉に孔を穿った。第二の試練は、雲も雷も無しに雨を降らせることだった。すぐさま彼は大雨を降らせた。第三の試練は彼が自分を殺す事だった。マノン・マノントンは死に至った。
 スマル、ノロ・ガレン、そしてペトルは主人の死を見て、すぐさまアマルトへ赴き、事の次第を報告した。プラブ・ユディスティロとプラブ・クレスノに、マドゥコロでの出来事を告げた。スマルの報告を聞き、クレスノはビモに、マドゥコロにいる贋のクレスノを捕らえるよう命じた。
 ガトゥコチョが父より先に行き、贋のクレスノをアルジュノと共に連れて来た。彼らは王宮に入り、二人のクレスノを見てアルジュノは大いに驚いた。
 競い合いを行うよう本物のクレスノが提案した。死んだバムバン・マノン・マノントンを、生き返らせることが出来た者が本物であるというのだ。本物のクレスノがマノン・マノントンを生き返らせたが、贋のクレスノは観念せず、二人のクレスノの一騎打ちとなった。ついにデウォスラニは正体を現した。
 つづいてマノン・マノントンが追い打ちをかけ、バタリ・ドゥルゴが(息子に)加勢した。しかしスマルがこれを退けた。
 このラコンはラコン・チャランガンに含まれ、よく上演されるが、ポピュラーではない。

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