110.Arjunawibawa
アルジュノウィボウォ

 ウィロトを治めるプラブ・マツウォパティは玉座にあり、妃のデウィ・レコトワティと娘のデウィ・ウタリ、ならびに息子たちセト、ウトロ、ウラトソンコ、そして二人の大臣、ジョヨ・ニルビト、ニルモノらに伺候されていた。会合の最中、突然プラブ・スユドノの使者パティ・スンクニが現れ、ウィロト国王にアスティノへの朝貢を求めた。
 プラブ・マツウォパティはプラブ・スユドノの傲慢に感情を害し、その招待を拒否した。戦争が起こった。プラブ・マツウォパティはスリウェダリのプラブ・アルジュノウィボウォと、ロジェグウェシのプラブ・ダヌムルティに援助を得た。この戦いでコラワは、任命された二人の王に敗れ、ウィロト王に圧倒された。
 途中、ダヌムルティはオンコウィジョヨ(アビマニュ)とガトゥコチョに出合った。双方の意見が食い違い、ロジェグウェシの王は敗れた。最初ウィロト側だったアルジュノウィボウォは、今度はプラブ・マツウォパティを攻めた。
 プラブ・ユディスティロ、クレスノ、ビモ、ナクロ、サデウォがこの時ウィロトの客として滞在していた。アルジュノウィボウォの突然の攻撃に、クレスノはすぐさま対応し、ビモに命じた。スリウェダリのアルジュノウィボウォの着衣を引きはがすように、と。すると、(アルジュノウィボウォは)アルジュノの姿となった。ウィロト王とパンダワたちは喜び、コラワたちはビモに追い払われた。
 このラコンはラコン・チャランガンに含まれるが、ポピュラーではない。

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