CEPENGAN

チェペンガン

 中部、東部ジャワのダラン(人形遣)の専門用語で、ワヤン人形を動かし、思い通りのサブタンを行う為の、ダランのチュムプリット(人形の支え棒)の握り方。
 基本的なテクニックは四種類ある。
 第一は、ムティ(metit)。小さめの人形を持つ際に、チョウムプリットの末端部を持つやり方である。
 第二は、ンゲポ(ngepok)。チュムプリットの根元近くを持つ。チェペンガン・ンゲポのテクニックは大きな人物、ドゥルユドノやガトゥコチョ、などを使う際に用いる。
 三番目はスドゥン(sedeng)である。ンゲポとムティの中間位置でチュムプリットを握る。このチェペンガンは、クサトリア・アルサン(ksatria alusan 高貴な武将)、たとえばアルジュノ、グナワン・ウィビソノなどに用いる。
 第四はンジャガル(njagal)もしくはアンジャガル(anjagal)である。これはンゲポよりさらに上の部分を持つ。この持ち方では、ワヤン人形の足を、親指と人差し指で挟むようにして持つ。チェペンガン・ンジャガルは、大きな人形、ラクササ、ブラホロ、ビモにも用いられる。

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