8.Batara Brama Krama

バトロ・ブロモの結婚

 ギリゴヨ国のラクササ王、プラブ・コロ・イロムボはデウィ・スプロボを妻にしたいと欲した。バトロ・ナロドはバトロ・インドロにこのラクササ王の目論見を阻止するよう命じた。
 この時、アルゴダホノのバトロ・ブロモは妻を得るために苦行中であり、一方バトロ・ゴノは象の頭の姿が完全な人間になれるようにとカラン・スルト・ゴンドマイトで苦行中であった。バタリ・ドゥルゴの意向でバトロ・ゴノはバトロ・グルに伺候し、もう象の頭を持たなくて良いようにと願った。バトロ・ゴノの困窮の解決はバトロ・ブロモに委ねられた。バトロ・ゴノが立派な顔を持つ神となった後、バトロ・ナロドは彼にバトロ・マハデウォの名を与えた。
 彼にはカヤンガンの書物を管理する職務が与えられた。
 一方バトロ・イスモヨはバトロ・ブロモが妻を欲しがっていることを知った。すぐさまデウィ・サラスワティが妻として与えられた。二人は出会うとすぐさま恋に落ち、結婚した。
 この後、バトロ・ブロモはギリンゴヨへ赴き、プラブ・コロ・イロムボを斃した。
 このラコンはそれほど有名ではないので、上演は希である。

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