12.Amikukuhan

アミククハン

 このラコンはラコン・ポコに属し、メダンクムランのプラブ・ドゥルマ・ミククハンに仕えるジョコプリンとブラフマナ・チャリトが、稲、バナナ、椰子、いも、食用芋〈馬鈴薯〉のような土の中から収穫するもの、〈地上に〉這い広がる作物(ひょうたん、 ブリゴ〈瓜の一種〉など)、並びにとうもろこし、さとうきび,canthel(不明)などの種を持ってきたデウォ・ナロドを受け入れたことを物語る。
 さらにパティ・ジョコプリンは村の住人達に分け与えられるようにと、国の役人達、キヤイ・エムプ・チャクト、カジ・トゥワに分配した。作物の天敵であるemprit鳥がすぐ見つけられ、武器が放たれた。それらはバトロ・プリタンジョロの姿に変わった。後にイノシシもコロ・グマランとなった。
 プトゥット・ジャントコとその子どもたちも作物を害したが、スンカンとトゥルナンそしてダダパン村のワユンヤン並びにチョンドロモウォの家来の助けで、稲を害する者は追い立てられた。
 一方、エムプ・バトロ・アガジャリはバトロ・グルの命を受け、スマル、ペトル、ガレンに似たクリスを鍛錬した。さらにアガジャリは異国から来たプラブ・サクリの娘、デウィ・サカティと結婚した。
 このようにしてマダンクムァンは水田で働く種と動物、そして鉄の道具を手に入れたのである。
このラコンは大地を供養する儀式において、しばしば上演される。

>Back to Index

>Back to Category



Nhpon Wayang Kyokai Home Page